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※通信制高校ちゃん(@hkbr9)の翻訳ブログはよーどる速報内「hkbr9」カテゴリに移転しました。

この記事のPart1はこちら

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Worldsを控え、チーム脱走までしていたUzi。
しかしWorldsでの経験を経て、Uziはチームメンバー達に「ありがとう」という言葉を口癖のように言うようになっていた。

一方"問題児"UziのサポートだったZeroは、
Samsung Whiteとの決勝を前にしても、
「どうすればMataを倒せるのか?だが、彼に負けたとしても、UziはImpよりも優れていると思う。」
と、Uziの背中を後押ししていた。

他のインタビューでも彼は、
「Uziは、今回の大会で世界最強のADCが誰であるかを思い知らせてくれるだろうと述べた


Samsung Whiteが優勝し、その後Uziがチームを去った時、ZeroはUziにこう声をかけたという。
「君が今回のWorldsのトロフィーを持ち上げるのを助けたかったが、出来なかった。
それが自分にとって最大の後悔だ。新しいチームで幸せになれることを願う。」



r / leagueoflegends-Uziが戦った方法-パート2-
自分勝手な、傍若無人の悪ガキに過ぎなかったUzi。
ZeroはそんなUziにチームメイトの大切さを教えてくれた選手だった。
後述する2016年の「OMG事件」の後や、2018年に行ったインタビューでも、
最も好きなサポートにZeroの名を挙げていた。


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一方、Insec、Zeroを迎え入れつつ既存のスーパースターUziが力を合わせた成果は、
多くのLPLチームにインスピレーションを与え、ちょうどLPLに力を入れ始めた多くの金満チームは2015年から争うように、韓国人選手を雇い入れるようになった。

このような状況でUziはOMGというチームに入団したが、OMGは、当時の傾向とは異なり「中国人の純血チーム」を標榜し、今も昔も中国人選手のみを迎え入れるチームだった。

OMGは、中国最高のTopレーナーGogoingと中国最高のMidレーナーCoolが所属していて、
そこに中国最高のADC、Uziが入団したので中国人によるオールスターのようなチームになった。
このチームは、2014年のSamsung Whiteには敵わないが、LPLの各チームに散らばった、SSWメンバーが所属しているチームを打ち負かすのは十分可能な戦力だと評価されていた。

しかし、UziのOMGに移籍するという決断は、彼のキャリアを台無しにする最悪の結果に終わった。


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元々Uziは一匹狼で、Royal ClubはUziがずっと活動していたチームだから、それが受け入れられていた。
しかしOMGは新しく入るチームで、Uziが来る前からLPLで様々な成果を出してきたチームでもあった。当然既存メンバーの自尊心も強かった。それが原因で摩擦が生じ、Uziは孤立した。

さらに春シーズンまではそこそこ活躍していたが後半になるに連れ、パフォーマンスが落ちていたMidレーナーのCoolが逆に政治力を多く持つようになっていた。当時のニックネームとして太上皇(引退した皇帝)と呼ばれていた程だ。

Uziはそんな"太上皇"Coolの政治を喰らうことになる。一番下手な人間の政治力が最も強いのだから、当然成績は奈落に落ちた。チームは負け続け、Uziは主力から外され、チームは試合を手放した。

Coolはスクリムで"GG”と頻繁に打ち、大会でヴェインを勝手にピックしていた、あのUziが、「最後まで頑張ろう」と言っても、他の選手が次いで"GG"と打つようなチーム状態だった。

Uziは当時のチームの状態としてこう語っていた。
「パソコンの前に座ってると、チームメンバーが後ろで見つめ、"何かミスしろ"と
いった感じで眺めているのを想像できますか?」

Uziは何とか勝つ為に、チームプレー中心のスタイルに変えたが、それでも意味はなかった。チームが泥沼にはまっていく中、Uziは最後の希望を抱き、OMGのオーナーのもとを訪ねた。彼は泥沼の"純血チーム"の夢を諦め、レベルの高い韓国人選手を連れてくるべきだと主張した。だがOMGのオーナーが聞く耳を持つことは無かった。

最終的にUziはチーム内で話せる人間は誰もいなくなった。
唯一話したのはチームのメンタルセラピストだけだった。Uziはこの時引退まで考えていた。

この時Uziは、2013年のTabeや2014年のZeroなど、彼の元チームメイトが、いかに彼に
良くしてくれていたかを認識したという。
インタビューでも、TabeやZeroに対して「本当に親切だった」と改めて感謝を示した。



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Uziのキャリアの中で2015年はOMGで何も出来ず、そして何もすることが無く終わってしまった。
そして2016年にQGがUziを迎え入れようとしていた時、Uziはすぐに合流した。
QGは直前の2015年夏シーズンで準優勝。
DoinbとSwiftという2人の韓国人を前面に押し出したチームだった。

しかし、2015年でのムダな時間は彼のプレースタイルに悪影響を与えていた。
彼がチームに合流した後、Pecoという代わりのADCが出場しUziはサブになっていた時期もあった。
とにかく悪夢のようなシーズンを経験したUziはQGで静かにゲームをし続け、
少しずつプレースタイルを取り戻していった。


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そして2016年春からQGは、当時2リーグ制だったLPLのA組の1位となった。
グループAとB全体だと3位だったが、UziはQGでカムバックし、
リーグ優勝するのを夢見ていたが...


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そこで所属チームのMidレーナーDoinbと、ジャングラーであるSwiftによる事件、
通称「Doinb-Swift事件」が発生してしまう。経緯に関しては今回省略するが、
結果を言うと
チームの主力MidであったDoinbがプレーオフの直前にチームから追い出された。


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QGは、Doinbを使わないことを決め、代わりのMidレーナーを探し始めた。
実際にはバックアップのMidレーナーがいたが、彼の実力は良くなかった。
それで代打として急遽迎え入れたのがDadeだった。QGは、プレーオフにDoinbの代わりとしてDadeを使うことを考えていた。

だが、ここでQGがバカだったのは、LPLの規則でロースターに入れてから2週間経たないと出場出来ない事を知らなかったのである。
プレーオフは始まるが、Dadeを出場させることは出来ない。だから中国人のバックアップを使わないといけないが、チームはどうしてもDadeを使いたかった。
するとQGは、「既存の中国人Midレーナーは腕を骨折して試合が出来ない。Dadeを使わせてくれ」と要求した。
だが対戦相手のEDGはQGの意図に気付き「ならば骨折した腕を確認させてくれ」と返した。

QGは追い詰められた。
Dadeは使えないし、今更Dadeでは無く既存のMidレーナーを使いたいと言うの事も出来なかった。腕を骨折しているという嘘がバレるからだ。どうしようもない状況に、結局QGはプレーオフを放棄した。

春シーズンに優勝したチームは、最終的にプレーオフに出場することすら出来なくなった。
2015年を台無しにされたUziは、2016年も虚しく過ごす事になった。
彼は戦って敗北したのではなく、最初から戦う機会すら与えられなかった。



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2016年の夏シーズンを前に、UziはQGのような馬鹿げたチームから抜け出した。
そして当時Mata、LooperがいたRNGに合流することになる。



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天下のUziも慌てたMataのパンイチ姿


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彼らがバルサの試合を観に行った時の幸せな一時


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MataのFacebook、우지(私達のUzi)を見つける

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2018年にRNGが韓国に来た時、彼らは焼肉屋で会いMataはUziの為に焼肉をカットした。

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Q.先にUziにインタビューをしましたが、彼はとてもがっかりしていた。彼に何か言いたいことはありますか?

A.僕も彼から多くのことを学んできた。今でもレーニングの段階ではUziが最高のADCだと
思っている。彼と一緒に1年を過ごせないのはとても悲しい。
私はこのチームに残りたかったし、チームは私にとても良い待遇を約束してくれた。
いろいろ考えた結果、韓国に戻ることを選んだ。


後にMataは、Uziが
最高のレーニングフェーズスキルを持っているとインタビューしていた。

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2016年夏、Uziの環境は1年6ヶ月ぶりに普通の状況で大会に出られるようになった。
彼はレギュラーシーズンの中で加入したが、順調に進み決勝に進出した。
しかし彼は、レギュラーシーズンに16勝0敗を記録したEDGに3-0で破れた。Uziはまたも準優勝に留まった。

夏シーズンの後、RNGは2016年のWorldsに参加した。
Uzi個人としてもWorlds2大会連続の準優勝後、久しぶりのWorldsだった。
しかしレギュラーシーズンではXiaohuとMLXGのMid-JGコンビネーションの鋭さが強みのRNGだったが、Worldsでは異常なほどMidとJGを始めとする上半身の不振が深刻で、UziとMataに負担が重なった。

特にXiaohuは「何をしようとしてるか明らかだ」とEUのMidレーナーに直接ディスられた。
RNGのチーム全体のコンディションは最悪だった。実際、スクリムでは連敗を喫した。
このチームの成績の浮き沈みは極端で、Uzi自身も「プレッシャーを感じていた」と語っている。
主力だったMataは、他のチームのメンバーがより良い練習ができるように
サポートしようとしていたが、その結果自分の調子が落ちるという悪循環に陥ってしまった。

しかし、2013年には練習もせず、プロ意識もなかったUziは、このような厳しい状況とプレッシャーの中で、3年と多くの事件を経て、成熟した姿を見せている。

調子の悪いチームメイトと話し、自分が上手くできていない時はそれを認め、なんとかプレーに集中し、勝利後も「相手がチャンスをくれたので、かろうじて勝てた」と謙虚な表情を見せていた。

RNGはLCKのSamsungやTSMと同じグループで、特にTSMはNA最強のチームと言われていた。
1度はSamsung相手に完勝したが、終盤でもつれ込みTSMはグループステージから敗退した。

RNGの調子は最悪だったが、Botレーンを中心に組み立てなんとかグループステージ進出を果たす。

当時調子の良かったTSMは韓国のチームによって倒された。

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その後コーチは第二次世界大戦中の韓国人と日本人、そして北朝鮮と比較し、
「韓国人は国粋主義のサイコパスとコメントした

同時に、彼らは韓国のチームが互いにスクリムを共有し、見ていると主張した。
TSMはSamsungに敗北すると握手もせずに退出するなどかなり見苦しい姿を見せた。

彼らはその後、舞台裏で握手をし「一瞬、忘れていた」と言っていた。
だがプロシーンの握手の文化は文字通り毎回やっていたので、5人が同時に忘れるわけがない。



これとは対照的に、UziはRNGがSamsungに敗北した後、
怒りが収まらないXiaohuがSamsungの選手たちが来たことに気付かず、
それを見たUziが握手をするように言い、自分も礼儀正しく手を差し出す姿を見せ、
「一匹狼として有名だったUziが以前より少し成熟したようだ」という評価を受けた。



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準々決勝の対戦相手はSKTだった。
今でも強いチームだが、当時は比較対象がいない程の強いチームだった。
RNGは彼らに敵う相手では無く、ゲームは3-1で負け、準々決勝で敗退した。
それは彼にとって腹立たしい状況だったが、Uziは微笑んで敗北を受け入れ、自身の感情を抑えた。

(3/5)に続く・・・


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