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この記事は「Uziが戦ってきた道」Part3です。
Part1はこちら

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2017年、この年はUziにとって非常に重要な年になった。
2016年の夏に続いでRNGでの2シーズン目だ。
さすらいのように彷徨っていたUziが同じチームに居続け、チームで"正常に"プレーするのも2014年以来のことだった。

しかし、LooperとMataがチームを去った為、RNGはチームを再構築することになった。
選手の名前だけ見れば、昨シーズンよりもビッグネームに欠けていたのは事実だった。そしてこの時、RNGのサポートであるMingがデビューした。

Mingは今や随一の実力を持ちLPLサポートの中でも有名になったが、当時のMingはLPLでデビューしたての新星に過ぎなかった。
Uziは、レーニングフェイズのノウハウを一から彼に教えることによって、Mingを育てた。


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2017年の春シーズン、RNGはWEに次ぐ2位で終わった。

チーム再建後、最初のシーズンであることを考えれば理解できたが、今夏に優勝することで、彼らのいわゆる"経験値"が無駄ではなかったことを証明しなければならなかった。

その後、2017年の夏シーズンファイナルで、RNGはEDGに対して2-0まで来た。
あと1回勝てばRNGが優勝し、Uziがようやく優勝杯を持ち上げられる所まで来た。

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だが続く3試合、RNGは嘘のように全ての試合で敗れた。
EDGはリバースウィーブを成し遂げ、0-2の状況から3連勝を収め大逆転優勝することになる。
試合が終わった後のUziの虚ろな表情。



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「だが、コメンテーターのMillerに最も印象に残った瞬間は別のシーンだった。
2017年のサマーファイナルでRNGが追い詰められた瞬間、彼はふと戸惑うような不条理さに近い物を感じた。
"これは、Uziが一生トロフィーを獲得できないということなのか?"
全てが終わり、控室に立ち寄り、皆が車を出ようとした時、MillerはMingが悲しんでいる犬を抱きしめているのを見た。
"私は何を言えばいいのだろうか?痩せ細った男が太った人にこんなにもきつくハグしているなんて。"その時彼は、ADとサポートの間の相互の疎通を感じたという。」


この試合を見て感情的に中立を守らないといけない地元のLPLコメンテーターでさえ、
「Uziが勝てないのは本当に運命なのか?」と彼は、不条理さに近い感情を持ったという。
過去、Worldsを控えた中脱走し、決勝を前にしても練習もせず遊んでばかりいたUziは、
競技場を出るバスに乗る前に、悲しみに沈んで身動きもできず、MingはそんなUziを抱き締めて慰めていた。

そして、Worlds2017が始まった。

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2017Worldsを控えた時点で、LCKの評価と名声は最高潮に達していた。
何年にもわたって、LCKは世界を支配して来た。

各リージョンの「盟主」とされたチームが挑戦しなかった訳では無いが、相手にもならずに敗れ去ってきた。

Worldsを控え、全チームのパワーランキングの1位から6位は全てLCKのチームだった。
だが、LCKには10チームしか無い。言い換えれば、LCKの中下位圏までのチームは、
他のリーグならどこへ行っても優勝することが出来る。これが当時のシーンの評価だった。

LCK以外の地域の最高のチームでさえ、Jin Air以下で評価されていた。

LCKは、それこそ、絶対に崩壊することはなく、挑戦することもできない無敵の要塞だった。

文字通り、神々のリーグ、神々の住むパンテオンだった。



だが、Uzi率いるRNGは、LCKのSamsungGalaxyが入ったグループで1位を記録する。
それは更に、Samsungと対する2試合をどちらも勝利で収めた結果であった。
ところが、この勝利の中には隠された話があった。

r / leagueoflegends-Uziが戦った方法-パート3-

Uziの負傷の問題は、この時からすでに深刻化していた。
グループステージでG2戦を終えコンディションをチェックするUzi。



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FNCとの準々決勝でも、Uziは高熱に苦しみながら試合を行い、
試合後、そのまま倒れるように横になり、その後病院に行かなければならなかったという。

少しずつ身体を削って行き、Uziのプロ生命は皮肉なことに、
彼が栄光に近づくにつれ、より早く消えていった。

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Uziが準決勝で戦う相手はSKTだった。当時のSKTはどんなチームだったか?

2015 春シーズンLCKチャンピオン
2015 MSI準優勝
2015 Worldsチャンピオン
2015 夏シーズンLCKチャンピオン
2016 MSIチャンピオン
2016 Worldsチャンピオン
2017 春シーズンチャンピオン
2017 MSIチャンピオン
2017 夏シーズンLCK準優勝

それは絶対的なチームだった。
海外のリージョンはともかく、当時「神々のリーグ」だったLCKの中でも挑むのは難しいチームだった。

そしてUziは1-1で迎えた重要な3試合目に、ファーストフェーズで彼が一番好きなチャンピオン、ヴェインをピックする。

過去には、Uziは
ヴェインをプレイする為にルシアンをジャングルに送り、試合でトロールしていた。だがこの時はトロールではなく、本当に勝つためにピックしたチャンピオンだった。




そしてUziは、自分が最も好きなピックを掴み、最も偉大なチームを相手に勝利を収める。
これで、セットスコアは2-1。

有利となったスコア、熱狂的なホームでのファン、
さらに夏シーズン、KZ相手に完敗していたLCKの決勝戦のようなSKTの雰囲気と流れ...



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神々の住む雲の上の世界への旅の終わり。
それは今の彼にとっては本当に遠くないように見えた。
だが、むしろそれが雲の向こうで太陽が最も輝く瞬間だった。
人間として、それ以前の誰よりも太陽に近づいたUziは、
そこで燃え尽き最も高い所からそのまま墜ちてしてしまう。



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2018年春。

Uziは序盤から多くの試合を欠場する。
厳密に言えば彼の正常な選手人生は2017年のWorldsを最後に終わっていた。
年間、フルタイムでプレー出来る限界は2017年が最後だった。
2017年以降は崩れ落ちる体調を最大限に管理し、壊れないように耐えるのが精一杯だった。

2018年春シーズン、他のトップクラスのADCと比較すると
IGのJackeyLoveが42試合、WEのMysticが49試合を消化したため、
2-0および0-2の敗北が多いチームと3試合目までよくもつれ込むチームとの差があるとしても、大体、45試合程度消化するのが一般的だったと言える。

一方、2018年のUziは春に28試合、夏に27試合しかプレーしなかった。
他のADCに比べ半分の試合しかプレー出来なかったことになる。
Uziが欠場する間、RNGは2連勝の後に4連敗を記録し、最下位に落ちる。
やがてUziがなんとか体調を取り戻し春シーズン中盤からチームに合流し、成績を押し上げた。



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そしてその年の春シーズン決勝、
昨シーズンでリバースウィープの敗北喫したEDGを相手に、
Uziは3対1で勝利し、長いキャリアの間でようやく初めてのの優勝カップを手にする。
優勝のその瞬間でも首に湿布を貼りながら。



優勝カップをUziに持たせようとするKezmanコーチ。
Uziは最初は恥ずかしがっていたが、トロフィーを持って嬉しそうにしていた。



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勝利した後は「呼吸を保てないほど嬉しい」と語ったUzi。
しかし、依然としてUziの前には、キャリアを通じて戦ってきた強い相手が残っていた。

続きは後日公開予定...


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